脂質について③(不飽和脂肪酸)
みなさん、こんばんは〜ヨシトレです!
脂質シリーズ第3弾です。今回は『不飽和脂肪酸』について解説致します。普段、なかなか『不飽和脂肪酸』という言葉を聞くことはないかと思いますが、ダイエットやボディメイクにとって『不飽和脂肪酸』を知ることはとても大切です。簡単に分かりやすく説明していきたいと思いますので是非最後までご覧ください。
◎不飽和脂肪酸とは?
「不飽和脂肪酸」とは脂肪酸の一種で、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の2つに分けられます。
◆一価不飽和脂肪酸(オメガ9)
一価不飽和脂肪酸とは二重結合が1つの脂肪酸です。オメガ9系脂肪酸ともいいます。
常温だと液体であることが特徴の1つとなります。代表的なものは、オリーブオイルに含まれているオレイン酸が一価不飽和脂肪酸です。
・一価不飽和脂肪酸の働き
血液中の悪玉コレステロール値の低下や循環器系疾患の予防効果が期待されます。
◆多価不飽和脂肪酸(オメガ6、オメガ3 )
多価不飽和脂肪酸とは二重結合を2つ以上含んでいる脂肪酸のことを指します。多価不飽和脂肪酸は酸化しやすく、劣化しやすいことが特徴の1つです。
また多価不飽和脂肪酸は以下、2つの種類に分けられます。みなさんも聞いたことあるかもしれません。
①オメガ6系脂肪酸
以下の脂肪酸がオメガ6に分類されます。
・アラキドン酸
・γ-リノレン酸
リノール酸は必須脂肪酸の1つでアラキドン酸とγ-リノレン酸はリノール酸から作り出されます。リノール酸は血液中のコレステロール値を下げる働きや動脈硬化を予防する働きがあります。オメガ6を多く含む油は大豆油、コーン油、ごま油、紅花油などです。
②オメガ3系脂肪酸
以下の脂肪酸がオメガ3に分類されます。
・α-リノレン酸
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
・EPA(エイコサペンタエン酸)
α-リノレン酸は必須脂肪酸の1つで体内で代謝活動が行われてEPAとDHAになります。
α-リノレン酸にはアレルギー疾患、心臓血管系の疾患、高血圧やガンの予防効果などが期待できます。オメガ3を多く含む油はえごま油、亜麻仁油、しその実油、魚油(青魚)などです。
まとめ
3回にわたり脂質について解説をしてきました。脂質は過剰摂取はもちろんのこと、不足してもカラダに支障をきたします。特に多価不飽和脂肪酸のオメガ3については、食生活の内容をしっかり見直さないと摂取できないことも多々あります。脂質摂取に関してもバランス良く摂取していきましょう!
それでは、また〜