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恐怖?のプリン体?

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みなさん、こんばんは〜ヨシトレです!

 

まだまだ暑い日が続いてますね。こんなとき、仕事終わりのキンキンに冷えたビールは格別に美味しく感じます。ビールを飲むときに気になるのが『プリン体』です。ダイエットやボディメイクを意識される方は糖質が気になるかもしれませんが、今回は『プリン体』について、わかりやすく簡潔に解説したいと思います。個人的な見解もありますので、その点はご了承ください。

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プリン体とは

そもそも『プリン体』ですが、プリン体とは『プリン骨格』を持つ物質の総称です。プリン塩基、プリンヌクレオシド、ATP(アデノシン三リン酸)などのプリンヌクレオチド核酸にも含まれています。

簡単に言うと…穀物、肉、魚、野菜など食品全般に含まれる成分で、主に旨みの成分にあたります。体内に貯蔵されているプリン体の7〜8割は体内で生成されていると考えられています。

 

プリン体痛風の関係性

プリン体を多く摂取することで痛風を発症してしまうことはよく知られていますが、そのメカニズムを簡単にご紹介します。

◆まず痛風とは?

その名の通り、風が吹いただけでも痛みを感じる症状です。足の親指の付け根や足首、くるぶしなどにも痛みを感じることがあります。主に中高年の男性に多くみられ、痛風患者の9割は男性と言われています。

痛風発症の流れ

原因としては、尿酸値が高くなってしまうことですが、尿酸は体内で生成されたり、摂取した食品が含むプリン体などから生成されます。簡単にいうと、尿酸は代謝されたものの老廃物といったイメージです。

その尿酸は体内から排出する機能が本来はあるのですが、アルコールの過剰摂取などにより腎臓機能が低下し、排出できなくなります。そして尿酸が溜まっているプールのようなものから溢れ出し、その結果発症します。

 

◎1日の適正摂取量

高尿酸血症痛風の治療ガイドラインには『1日400mg』を目安にしたプリン体の摂取制限が示されています。1日の摂取量を400mg以下に抑えられるといいですね。

 

◎食品が含むプリン体含有量

ビールのプリン体含有量はメーカーなどにより差がありますが、100mlあたり約3.3〜6.9mg程度です。以下は食品の含有量になります。

◆極めて多い食品(100gあたり300mg〜)

鶏レバー、マイワシ干物、イサキ白子、あんこう肝酒蒸し

◆多い食品(100gあたり200mg〜300mg)

豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、さんま干物

◆少ない食品(100gあたり50mg〜100mg)

ウナギ、ワカサギ、豚ロース、豚バラ、牛肩ロース、牛タン、マトン、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、ツミレ、ほうれん草、カリフラワー

◆極めて少ない食品(100gあたり〜50mg)

コンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、焼きちくわ、さつま揚げ、カズノコ、スジコ、ウインナソーセージ、豆腐、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、とうもろこし、ジャガイモ、さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、白菜、海藻類

(総プリン体量:高尿酸血症痛風の治療ガイドライン 2012年版)

 

まとめ

暑い夏はついつい冷えたビールに手が伸びてしまいますが、食品にも『プリン体』は多く含まれます。少し意識して食べてみましょう。

 

それでは、また〜