『使える』?カラダの作り方
みなさん、こんばんは〜ヨシトレです!
『ファンクショナルトレーニング』という言葉を聞いたことあるでしょうか?『ファンクショナル』は『機能的な』などといった意味を含む言葉ですが、世の中的に『使える』カラダを作るためのトレーニングとも言われたりします。
『使える』カラダの基準は人それぞれですが、ボディビルなどの魅せるカラダより、競技スポーツなどで高いパフォーマンスを発揮するカラダを『使える』カラダと考えるとイメージしやすいかもしれません。今日は『使える』カラダ作りを行いながら併せてダイエットやボディメイクにも効果を発揮する『ファンクショナルトレーニング』について解説します。
◎ファンクショナルトレーニングとは
直訳すると「機能的なトレーニング」といった意味になります。ファンクショナルトレーニングは「これが該当する」「これは該当しない」といった明確な定義はなく、トレーニングを行う本人が「より機能的(動きやすく)だ」感じるものはすべて該当します。
トップアスリートなどがトレーニングに取り入れることが多く、ざっくりとしたイメージですが特定の筋肉だけを鍛えるのではなく、複数の筋肉を同時に鍛えていくトレーニングをイメージされるといいかと思います。
◎ファンクショナルトレーニングの5原則
ファンクショナルトレーニングには以下の5原則が挙げられます。
①重力(gravity)を利用する
②分離(dissociate)と協同(integrate)
③キネティックチェーン(kinetic chain)
④3面運動(3dimension movement pattern)
⑤力の吸収(loading)と力の発揮(unloading)
言葉だけでは難しいので少し詳しく説明します。
◆重力(gravity)を利用する
人は常に重力の下で動作を行っていて、ファンクショナルトレーニングは常に重力に抵抗した動作を意識していくことが必要となります。
◆分離(dissociate)と協同(integrate)
人間のカラダには多くの関節が存在し、それぞれの関節には役割が存在あります。関節ごとに正しい役割の動作を行うことができれば、カラダが本来持っている機能を最大限に活用したファンクショナルな動作が実現できます。
◆キネティックチェーン(kinetic chain)
運動連鎖とも呼ばれていて、カラダの動作は一つの筋の働きだけで起こっているのではなく、たくさんの筋肉が連動して働くことによって起こっています。筋肉に限らず神経系の働き、心肺機能や代謝など全身の機能が協調して働くことで機能的な動作が生まれるので全身運動を行うことが大切です。
◆3面運動(3dimension movement pattern)
3面運動の3面とは矢状面、前額面、水平面のことです。矢状面は前後の動き、前額面は左右の動き、水平面は回旋の動きを指します。
カラダの動きはこの3面で行われていることが多く、ファンクショナルトレーニングもこの3面の動きにフォーカスしたものが多いです。
◆力の吸収(loading)と力の発揮(unloading)
動作時に力を発揮する前には力を吸収する動作が行われます。力を発揮する(筋肉の収縮)前には筋肉を伸ばしてから動作を行っているので、トレーニングでも力の発揮と吸収の動きを取り入れる必要があります。
◎ファンクショナルトレーニングのメリット
ファンクショナルトレーニングは以下のメリットが考えられます。
・ダイエット、ボディメイク効果
・カラダの歪み改善
・肩こり腰痛改善
・ケガ予防
機能的なトレーニングを行うことで、カラダのバランスを調整したり歪みが改善されていきます。そうすることで筋肉、関節を効率的に使うことができ安定性が増します。さらにダイエット効果も期待できカッコイイカラダを手に入れることも可能です。
まとめ
ファンクショナルトレーニングの定義や原則は少し難しくなってしまいますが、カラダを効率的に使えるようにするためのトレーニングと考えて頂ければ分かりやすいかと思います。
ダイエットやボディメイク効果もあるファンクショナルトレーニングに是非チャレンジしてみましょう!
それでは、また〜
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/functional-training.html